2018.02.26
屋根の塗装はどのくらいの頻度で行なうべき?
屋根塗装は、どのくらいの間隔で行うのが良いのでしょうか?
一般的に、屋根の塗装は「10年に1度」行ったほうが良いとされています。わかりやすいですね。塗装して9年位たったら「そろそろ塗り替えの時期」と考え、業者を検討してください。「まだ大丈夫」と思って放っておくと、雨漏りの原因などになり、慌てて修繕をして、却って費用がかさむことになりかねません。
塗装は「美観」のためだけはなく、屋根のそのものの「保護」にもなっています。屋根は、住宅の中で最も過酷な状況に置かれています。雨風、紫外線、砂埃、地域によっては潮風にさらされる場合もあります。このような外的要因によって住宅は劣化しますが、塗装の塗膜によってこれを防ぐのが塗装の役割(機能)です。塗装が経年劣化により、本来の機能を失ってくると、家そのものの土台が傷んでしまうことになります。
「どうせなら屋根の塗装と外壁の塗装を同時に行いたい。」
というのは人情です。実際、屋根塗装と外壁闘争を同時に行うほうが価格的にお得になることも多いのが実情です。でも、外壁以上に屋根は痛みやすい環境に置かれていますので、屋根の塗装の劣化がみられるのに、外壁と無理やり塗装時期を重ねるのは危険です。
どうしても屋と外壁の塗装のサイクルを合わせたい場合は、塗装の際は「屋根の塗料を外壁の塗料よりランクの高いもの(より耐久性のあるもの)にする」のが良いでしょう。屋根塗装をフッ素塗料にして、外壁をシリコン塗料にする、などです。
塗装の本来の機能を含めて業者さんにじっくり相談して施工してもらう。これが塗装の基本です。